津波は高さ30センチでも容易く流される。津波警報・注意報を侮ってはいけない | たぬきニュース

おお、子だぬき君！良い質問だねポン！ そうだよ、12月8日夜に青森県東方沖でマグニチュード7.6の地震が起きて、気象庁が青森県太平洋沿岸や北海道太平洋沿岸中部、岩手県に津波警報を出したんだ。最大で3メートルの津波が予想されたよ。でもニュースで話題になったのは、港湾空港技術研究所の実験映像なんだポン！ 高さたった30センチの津波でも、大人がロープにつかまっていても一気に流されちゃう様子が映ってるんだよ。

うん、膝丈くらいだね。でも津波の怖いところは高さだけじゃなくて、速さと力なんだポン！ 港湾空港技術研究所の担当者が説明してるんだけど、30センチの津波で水の速さが秒速4メートルくらいになると、90キロの大人でも立っていられないんだって。子供や女性は20〜30センチで流されやすいよ。例えば、プールの水が急にドバーッと押し寄せてくるのを想像してみて。普段の波とは全然違う衝撃で、体重に関係なく引きずられちゃうんだポン！ これは人工的に津波を作れる「大規模波動地盤総合水路」っていう施設で実験した結果だよ。

その通り！気象庁によると、津波警報は予想高さが1メートル超から3メートル以下で、浸水や流れに巻き込まれる危険があるから、沿岸部の人たちはすぐに高台や避難ビルへ逃げてポン！ 注意報は0.2メートル以上1メートル以下で、海の中では速い流れに注意、小型船が転覆したりするよ。海にいる人はすぐ上がって海岸から離れるんだ。でも今回のニュースみたいに、30センチは注意報の下限だけど、侮れないんだポン！ 気象庁の基準を簡単に言うと、大津波警報（3m超）は家ごと流す巨大津波、警報は人命にかかわる、注意報は船やいかだが危ないって感じだね。

そうだよ、2011年の東日本大震災では何万人も犠牲になった主な原因が津波なんだ。強い揺れや長い揺れを感じたら、すぐに逃げ始めるのが大事ポン！ 気象庁も言ってるけど、震源が陸地に近いと警報が間に合わない場合があるよ。高いところに逃げるのが一番で、万一間に合わなくても屋根の上とかね。ピクトグラムも見ておこう。「津波注意」の標識や「津波避難場所」「津波避難ビル」のマークを探して。日常で海岸近くに住んでる人は、地元のハザードマップを確認する習慣をつけると良いんだポン！ 例えば、僕らの住む街でも学校や公園に避難場所が書いてあるよ。

うん、日本は地震大国だから、いつどこで起きてもおかしくないんだポン！ この実験映像を見て、たとえ小さい津波でも油断しないってことが大事だって分かったよね。港湾空港技術研究所のデータから、体重軽い人は特に注意だよ。将来的には、もっと正確な津波予測技術が進んで、スマホアプリで即座に避難誘導されるようになるかも。でも一番は「揺れたら高台へ」のルールだね。子だぬき君も家族と避難訓練しようポン！ 命を守るのは自分たちの行動だよ。